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要点整理 平成30年度診療報酬改定

平成30年度診療報酬改定は介護報酬改定と重なり、医療と介護の役割分担や連携が重視されています。ここでは診療所関連の重要項目に注目します。

かかりつけ医機能と在宅医療確保

大病院の外来の専門化、一般診療所の外来・訪問診療等の強化のため、かかりつけ医機能を有する場合の初診機能の評価が新設されました。また、全診療科を対象とした、外来における妊婦加算もあります。在宅医療では在支診以外の一般診療所の役割が一層重要視され、24時間体制の確保、在宅医療ニーズへの対応に新評価が加わりました。

看取り推進

看取りの推進のため、ガイドライン等を踏まえた評価や、特養入所者への訪問診療・訪問看護の提供等の評価を適正化するとともに強化しています。

オンライン診療料の新設

遠隔診療対応では、特に医師対患者におけるITC活用を重視し、オンライン診療料等の評価が新設されました。ただし、「対面による診療」が前提である上、一定の計画に基づいて診療を行うこと等が要件に組み込まれています。

歯科診療料の引上げと新施設基準

歯科においては、歯科初診料・歯科再診料の引上げ、施設基準の新設、歯科外来診療環境体制加算(外来環)の見直しが行われています。外来環を算定している場合、改定後(平成30年10月1日)は実質+1点となります。一方で新施設基準が未届の施設においては、点数は大幅に下がることとなります。(下図参照)

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