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『報・連・相』

事例で学ぶ4コマ劇場今月の接遇ワンポイント情報

ワンポイントアドバイス

組織の一員として仕事をするとき、『報・連・相(ほう・れん・そう)』を意識して実行できると、質の高いチーム医療・チームケアを提供することができます。この『報・連・相』とは、

・報告 ・連絡 ・相談

をいい、それぞれの特徴は次のとおりです。

●報告…義務

私たちは組織に属していますので、何かがあれば報告をしなければならない“義務”があります。報告がない場合や遅れた場合に生じた問題は、何事も自分だけの問題ではなく、部署や組織の問題に発展してしまいます。必ず報告をしましょう。

●連絡…相手を思う

連絡事項や申し送りなど、これらは“相手を思って”の行動です。連絡を忘れると困るのは連絡を忘れた自分ではなく、連絡をしてもらえなかった相手です。相手に不安な思いや嫌な思いをさせないように、相手にとって必要な情報は確実に伝えましょう。

●相談…早めに

自分の価値判断で勝手にことを進めないよう、早めの相談をしましょう。特に医療機関は、患者様の命や身体に関わることが仕事です。自己判断は危険なことに繋がります。このとき誰にどの内容を相談すると、早く正確にことが進むのかを把握しておくとよいでしょう。特に院長先生に判断を仰ぐべきかどうかの線引きがポイントです。初めての内容や不安なことは、早め早めの相談を心がけましょう。

『報・連・相』は、遅れると内容の価値がなくなり、周りの人に迷惑をかけます。自分の価値判断や思い込みで行うことは危険です。『報・連・相』は、相手の立場にたって、迅速に、正確に、行いましょう。

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