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集団的個別指導の元となる診療科別平均点数(1)

保険医療機関等(以下、医療機関)に対する国の指導には、集団的個別指導と個別指導があります。ここでは、集団的個別指導(レセプト1件当たりの平均点数(以下、平均点数)が高い医療機関等を一定の場所に集めて講義形式等で行う指導)先を選定する際の元となる、都道府県別の平均点数を2回に分けてご紹介します。

病院は1.1倍、診療所は1.2倍

厚生労働省によると、集団的個別指導の対象となる医療機関は、

平均点数の1.2倍(病院は1.1倍)を超え、かつ前年度及び前々年度に集団的個別指導または個別指導を受けた医療機関を除き、保険医療機関等総数の上位より概ね8%の範囲

となっています。

各地の厚生局の資料から、今回は一般病院と診療所のうち内科、小児科、外科、整形外科、皮膚科の都道府県別の平均点数をまとめると、下表のとおりです。

貴院の平均点数を比較してみては

都道府県や診療科によって平均点数は異なっていますが、自院の平均点数が右表の1.2倍(病院は1.1倍)の基準値を越えているかどうか、確認してみてはいかがでしょうか。

もし平均点数が基準値を超えている場合は、現状分析を行い、対策を検討・実施する必要があるでしょう。

内科には呼吸器科、消化器科(胃腸科を含む)、循環器科、アレルギー科、リウマチ科を含み、在宅、人工透析を除きます。外科には呼吸器外科、心臓血管外科、脳神経外科、小児外科、こう門科、麻酔科を含みます。整形外科には理学療法科、リハビリテーション科、放射線科を含みます。皮膚科には形成外科、美容外科を含みます。各地の厚生支局のサイトは次のURLのページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/link/

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