『謙譲語』
事例で学ぶ4コマ劇場今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
言葉の遣い方は、何度振り返りをしても難しいものです。新しく社会人となった方だけでなく、既に仕事をしているスタッフも継続的な振り返りとステップアップが求められます。
今回は謙譲語を取り上げました。
謙譲語とは、自分や自分の側の表現をいい、位置関係を図で示すと4コマで表現したとおり、自分や身内が相手よりもへりくだります。
このときに大切なのは、『誰と話をしているときに誰が身内(自分の側)に含まれるか』をしっかり把握しておくことです。
例えば院内での会話では、院長先生や上司に対して敬語を用います。一方、患者様や業者の方など院外の人と会話をする場合には、院長先生や上司は皆様にとって“身内“と解釈しますので、謙譲語を用います。
例えば、患者様と話をする場合、
ではなく、
といいます。これが謙譲語です。
ここでのポイントは、“先生“・“さん“などの敬称の表現を用いないことです。もし名前とともに役職名をいいたいときには、『○○事務長』ではなく『事務長の○○』というように、名前の前に役職をもってくるとよいでしょう。