診療所の多い地域、少ない地域
診療所オープンの看板をよく目にします。昨年新規開業した一般診療所は全国で7,448件、歯科診療所は1,752件。いずれも廃業数を上回りました。診療所の密度について、厚生労働省「医療施設調査」※より検証します。
一般診療所は534増、歯科は203増
平成28年の一般診療所数は前年を534件上回る101,529件、歯科診療所は203件増の68,940件。ここ10年間は微増しており、20年前の平成8年より一般診療所は13,620件、歯科診療所は9,583件増加しています。
次に、人口10万人に対する診療所数です。こちらも漸増が続き、28年は一般診療所で80.0件、歯科診療所で54.3件となりました。
密度の高い地域はどこ?
一方で地域差も大きな課題です。対人口10万人の都道府県別の診療所数と、施設数の多い主要都市を整理したのが下表です。いずれも最も多い都県は、最も少ない県の約2倍の密度です。
※厚生労働省「平成28年医療施設(動態)調査・病院報告の概況」
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/16/index.html