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パートの正社員化、助成金が活用できます

有期契約社員やパート、派遣労働者等(以下、有期契約労働者等)の正規雇用化や処遇改善の取組を支援するキャリアアップ助成金が、平成29年4月からリニューアル。正社員化コースの拡充がポイントです。

3コースが8コースに拡大

従前の3コースが8コースに拡大し、全てのコースに生産性要件が設定されました。

今回のポイントとして、まず『①正社員化コース』では、助成対象となる正規雇用労働者に“多様な正社員(勤務地・職務限定、短時間正社員)”が含まれることとなり、対象範囲が拡大しました。そしてこの場合の1人当たりの助成額が、下表のとおり増額されています。

また新設された次の2つのコースは、いずれも有期契約労働者等に関する一定の改善を対象に、1事業所当たり1回のみ利用できます。

諸手当制度共通化コース

正規雇用労働者と共通の諸手当制度を新設・適用した場合に助成。助成額は38万円【48万円】(28万5,000円【36万円】)。

選択的適用拡大導入時処遇改善コース

労使合意に基づく社会保険の適用拡大措置により、新たに被保険者とし、基本給を増額した場合に助成。支給申請上限人数は30人まで、助成額は基本給の増額割合等に応じて、1万4,250円から12万円まで。 平成32年3月31日までの暫定措置。

なお、キャリアアップ助成金を受けるには、事前にキャリアアップ計画の提出が必要です。

※ 厚生労働省「キャリアアップ助成金」
詳細は次のURLのページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/part_haken/jigyounushi/career.html