言葉遣い(相手との関係)
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
医療機関や福祉施設を見学しますと、とても優しい口調で会話をする場面を見かけます。しかし、相手の年齢とスタッフの年齢により、時に違和感を与える場合があります。たとえば、今回のアイさんの言葉、どのように受け止めましたか?
「だいぶ待ったよね、ごめんね~」
会話の相手が、小さなお子様や身内であるのなら、温かな表現として届くことでしょう。しかし、相手が年配の方だったらどうでしょうか。言葉の語尾から考えると、相手を子ども扱いしているような印象を与えてしまうかもしれません。
そこで、それぞれの言葉の語尾に「です/ます」を加えることで、会話から伝わるイメージが変化します。次は、語尾を変化させたものです。
「だいぶ待ちました?ごめんなさいね」
今回は、サエコさんとアイさんとのロールプレイングでした。皆様の職場でもこのような機会を設けるとよいでしょう。そして、次のような点を中心に、話し合いをしてみましょう。
- その言葉を言われたあなたは、どのような印象を持つでしょうか?
- そして、何を感じるでしょうか?
- 第三者の立場で聞いたとしたら、どのように感じるでしょうか?
ロールプレイングをすることにより、客観的に様々な気づき を得ることができます。その気づきを職場で活かすことができれば、よりよい対応に繋がります。