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否定するのではなく

事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報

ワンポイントアドバイス

コミュニケーションにおいて相手に言葉で何かを伝える場合、特に否定形には気をつけましょう。

例えば、院内での喫煙や携帯電話の使用は禁止事項に含まれます。実は患者様の中には、“してはいけない”と分かっていながら“少しだけ”と思って行動をしている方が、意外と多いのです。そのため禁止事項を伝えるときには、相手の気持ちに配慮することが必要です。

アイさんのような、「ダメです」「~しないでください」などの否定形では、言う方も言われる方もよい気持ちにはなれないでしょう。そこには言葉だけではなく、物事や人物を否定したり制限する意識が働きます。この意識が続けば、表情や態度にも表れるでしょう。

このような【否定形】は、【クッション言葉+肯定形】に置き換えることを考えてみましょう。アイさんの場合には、「恐れ入りますが、タバコはあちら(喫煙所)で、お願いできますでしょうか」と、置き換えてはどうでしょうか。

否定形を肯定形に言い換えるには、普段から物事のプラス面に視点を置いておくとよいでしょう。

考えてみてください。

『もし、人生の中で多くの肯定形を用いてコミュニケーションを取っていたらどうなるでしょう?』

まず自己肯定感が生まれ、未来への明るさや広がりが加わり、やる気に満ちてゆくことでしょう。プラス思考の人は、周りに優しさを届けるような表情や態度になるでしょう。。

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