通路
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
アイさんは、重い荷物を運んでいるようです。そこへ患者様と向かい合わせになったようですが、患者様が通路を譲っています。
本来このような場合、患者様が優先であり、患者様になるべく不都合がないように通路の確保をすることが必要です。
また、譲っていただいた行為に対し、アイさんはお礼やお詫びの言葉を患者様へ伝えていません。
ぶつからないように気をつけることや、ぶつかってしまったらお詫びをする。これらは、謙虚な心の姿勢を表す行動です。人と人とが接して生活をしてゆく中で大切な思いやりの心です。
次のような状況に該当する項目がもし一つでもあれば、通路の優先権が誰にあるのかを再確認するため、ミーティングで話し合いをするとよいでしょう。
- 通路の真ん中を歩く医療スタッフ
- ストレッチャーや車椅子の誘導が通路を優先するのは当然だとして、患者様に「失礼致します」の言葉を伝えない
- ぶつかりそうな時、よけるのは患者様として、お礼やお詫びの言葉を伝えない
- 通路の中央にワゴンや備品が置いてある
- 「忙しい」と言って、通路を走り回る医療スタッフ
患者様は病んでいらっしゃるわけですから、院内ではスタッフが気を配りましょう。