医業関連 職種別初任給の推移
4月です。新入職員を迎えた医療機関もあることでしょう。ここでは人事院が毎年行っている調査※から、医業関連の職種別に初任給に関するデータをご紹介します。
金額が上昇した職種が増える
上記調査結果から、初任給の推移をまとめると下表のようになります。下表の7職種のうち、27年に初任給が増加したのは4職種となりました。26年は2職種だけでしたので、状況が好転した業種が増えました。
業種ごとの特徴は下グラフのとおりです。准看護師と薬剤師は、23年以降では最高額となりました。その一方で、医師や栄養士短大卒は2年連続の減少となりました。特に医師は2年続けて10%以上減少しています。
初任給の改定を検討している医療機関の方は、こうした数字も参考にされてはいかがでしょうか。
※人事院「民間給与の実態(職種別民間給与実態調査の結果)」
条件を満たした企業規模50人以上、かつ事業所規模50人以上の事業所を対象に、無作為抽出した12,311事業所を対象にした調査です。
詳細は、次のURLのページからご確認ください。
http://www.jinji.go.jp/toukei/0311_minkankyuuyo/0311_ichiran.htm