福祉介護関連職種の賃金データ
賃金に関するデータは関心の高い情報のひとつです。ここでは、厚生労働省の最新統計データ※から、福祉介護関連職種の一般労働者と短時間労働者の賃金データをご紹介します。
一般労働者
きまって支給する現金給与額は、男性では理学療法士、作業療法士が30万円台ですが、その他は20万円台となっています。
女性は調理士が20万円に届きませんでしたが、その他は20万円台になりました。
年間賞与その他特別給与額では、男性は19万~65万円まで金額の開きが大きくなっています。
女性は25万~59万円台の幅で、男性より金額の開きが小さくなりました。
短時間労働者
1時間当たり所定内給与額は、男性では理学療法士、作業療法士が3,000円を超え、突出した金額になりました。
女性も理学療法士、作業療法士が1,800円程度で他の職種に比べ高くなっていますが、男性ほど金額の開きはみられません。
年間賞与その他特別給与額は、一般労働者よりも少なく、男女とも10万円未満の職種が多くみられます。
賃金は業種を問わず、従業員が不満に感じやすい部分です。
事業者としては、こうした数字も参考にしつつ、できる限り納得感が得られるようにしていくことが大切でしょう。
※厚生労働省「平成26年賃金構造基本統計調査」
日本標準産業分類(平成19年11月改定)に基づく16大産業に属する、全国の5人以上の常用労働者を雇用する民営事業所などから一定の方法で抽出した78,201事業所を対象に、26年6月分の賃金等(賞与、期末手当等特別給与額は25年1年間)について、26年7月に行われ27年2月に公表された調査です。
短時間労働者とは1日の所定労働時間が一般の労働者よりも短いまたは1日の所定労働時間が一般の労働者と同じでも1週の所定労働日数が一般の労働者よりも少ない労働者をいいます。
また、ここで紹介したデータは、10~99人規模の事業所のものです。詳細は、次のURLのページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/keitai/14/index.html