“聴く”ということ
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
“聴く”とは、耳と十四の心を使って、相手の立場に立って話を聴くといった深い意味があります。この“聴く”ポイントは、3つあります。
■ 目を見る(アイコンタクトを取る)
■ 相手のリズムに合わせて、あいづちやうなずきをうつ
■ 相手の言ったことを、要点を絞って繰り返す
たった3つと思われるでしょうが、忙しいときや無意識の自分はほとんどできていません。
また、あいづちやうなずきの方法は人によって異なりますが、アイさんのケースをどのように感じましたか。
【ケース1.の場合】
同じ言葉を何度も繰り返しています。
【ケース2.の場合】
相手の目を見ず、無表情であいづちをうっています。
これらのケース以外にも、
◆ 相手が言い終わらないのに、「はいはい」と遮るようにあいづちをうつ
◆ 初対面の方や年上の方(年配の方)に、「うん」とうなずく
など、お友達やご家族との会話では違和感なく過ぎていくことが、職場では相手に不快な印象を与えます。
アイさんたちのように職場でのロールプレイングを通じて、印象を客観的に知り、改善すべきことを実践していくことで、心地よい形を体得できるでしょう。
短い時間でも“聴く”という力があれば、相手は安心し、信頼し、満足を得ることができます。皆様のほんの2、3秒に心を込めて、相手の話を受け止めましょう。