介護ロボット、利用したい?したくない?
介護分野でのロボット技術活用は、既に一部で試行的取組が始まっています。将来この介護ロボットを利用したいかどうかの意識調査の結果が、総務省の「情報通信白書平成27年版」(※)に掲載されています。
「介護する側」ならば?
回答者が親族等を「介護する側」になったと想定した場合の利用意向を調査したところ、「利用したい」もしくは「利用を検討してもよい」との回答は63.1%となりました。年代別では、年代が高くなるほど利用意向が高く、50代で67.0%、60代以上では68.6%となっており、介護が現実化する中高齢層での期待度の高さがうかがえます。
「介護される側」ならば?
次に、回答者自身が「介護される側」になったと想定した場合の利用意向は、「利用したい」あるいは「利用を検討してもよい」との回答が63.3%となり、「介護する側」とほぼ同様の意向が認められました。
年代別では50代68.3%、60代69.5%と、同じ傾向で利用意向も高くなる傾向にあり、自身の介護が視野に入ってくる中高齢層での期待の高さがうかがえます。
やっぱり人型がよい?
介護用ロボットの形態としては、「用途に合わせた機械的形態」32.3%、「形態にはこだわらない」31.6%、合計で6割を超え、人型や動物型であることを求める声を上回っています。
※詳細は次のURLのページからご確認ください。
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/h27.html