挨拶
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
“挨拶”の漢字、【挨】には『近づく』、【拶】には『引き出す』という意味があります。つまり“挨拶”には、≪近づいて引き出す≫といった意味合いが含まれています。
ここで引き出すのは、相手の気持ちです。
そのため挨拶は、
『私は、あなたに対して心を開いていますよ』
『私は、あなたのことを歓迎していますよ』
という合図でもあるのです。
職場では、患者様にこの意味を伝えることができるような“挨拶”が求められます。実際はどうでしょうか。
アイさんは、患者様を追い抜かして振り向きざまに挨拶をしました。しかし、患者様には届かなかったようです。
■ 相手の目を見ていますか?
■ 身体(顔)は相手の方を向いていますか?
■ 柔らかな表情(微笑み)ができていますか?
■ 声のトーンは優しく柔らかに出ていますか?
■ 気持ちにゆとりはありますか?
これらが揃うことで、歓迎のメッセージがプラスの働きとなり、相手に届きます。
日々業務で忙しいからこそ、これらの点に充分配慮をしなければ、プラスとしてのメッセージは届きにくくなります。もし何かが欠けている場合には、特に具合が悪く緊張や不安を伴う患者様は、マイナスに受け取りやすいのです。
あなたの挨拶は、相手の心にプラスに届いていますか?
自分自身の気持ちが切り替えられるような、明るい挨拶をしましょう。