種類別にみる介護サービス施設・事業所数の増減
ここでは厚生労働省の「平成25年介護サービス施設・事業所調査の概況」(※)から、介護サービスの種類別に直近2年間の施設・事業所数の増減をみていきます。
施設・事業所数はおおむね増加
上記調査結果から、介護予防および介護サービスの種類別に活動中の施設・事業所数の増減をまとめると、下表のとおりです。
介護予防サービスでは、訪問入浴介護と短期入所療養介護で2%台の減少となった以外は、事業所数が増加しています。特に通所介護と小規模多機能型居宅介護が、10%以上の増加となりました。
一方、介護サービスの施設・事業所数は、おおむね増加しているものの、介護予防サービスと同様に、訪問入浴介護と短期入所療養介護で2%台の減少となりました。また、介護療養型医療施設も6.4%の減少となっています。
その他、24年4月に創設された定期巡回・随時対応型訪問介護看護と、訪問看護と小規模多機能型居宅介護の組み合わせサービスである複合型サービスが、事業所数自体はまだ少ないものの、25年にはそれぞれ269.7%、393.3%の増加になりました。今後の推移を注目したいところです。
※厚生労働省「平成25年介護サービス施設・事業所調査の概況」
26年10月に発表された、全国の介護・介護予防サービス等事業所等の全数を対象に実施した調査です。
ここで紹介した数字は10月1日時点のもので、複数サービスを提供している事業所は、各々に計上しています。
詳細は次のURLのページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/24-22-2.html