考えるロールプレイング
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
通り一遍な応対を教え込んでも、決して問題解決にはなりません。そのため、接遇研修ではより良い応対を“自ら考える”ことができるように、グループに分けて【考えるロールプレイング】を行っています。
今回はサエコさんとアイさんに、患者役と職員役に分かれてもらい、【考えるロールプレイング】を行いました。
通常、ロールプレイング後にはディスカッションを行います。ディスカッションでは、ロールプレイングを見学したグループが様々な意見を出します。
・表情はどうであったか?
・言葉遣いはどうであったか?
・説明のタイミングはいつがよかったのか?
・どのように説明をすればよかったのか?
など。
各グループより様々な意見をいただき、各々が他の人の意見を受け、良い刺激になります。皆の前で演じることで緊張し、ハプニングがあります。そこでの表情や態度・言葉は日常の態度能力が表れますので、自分自身を振り返る良いチャンスになります。また、ロールプレイングで得られる効果を理解し、接遇の観点も上昇します。
自分が演じることで、【知っていること】から【できること】に落とし込みます。
院内で、【考えるロールプレイング】を定期的に開催することにより、接遇に対する意識を持続・向上させることもできます。また、クレーム事例のフィードバックと防止に役立ちます。何より、様々な人の様々な意見を聞き、成長の機会になるでしょう。