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データでみる事業別1日当たりの収入と支出

平成26年10月3日開催の厚生労働省の第11 回社会保障審議会介護給付費分科会介護事業経営調査委員会で、「平成26年介護事業経営実態調査の概要(案)」()が出されました。ここではこの資料と25年の同様の調査結果から、介護事業の1日当たりの収支データをみていきます。

支出が上回ったのは2事業に

介護事業の種類別に1日当たりの収入と支出をまとめると、下表のようになります。21の事業のうち、26年の支出が収入を上回ったのは、居宅介護支援と複合型サービスの2事業となりました。
収入の方が多かった事業のうち、『収入-支出』の額が26年に下がったのは、介護老人保健施設と福祉用具貸与の2事業で、多くは26年の方が金額が高いという結果になりました。

収支差率が10%を超える事業も

26年の収支差率をみると、居宅介護支援と複合型サービスを除いてプラスになりました。プラスの事業のほとんどは10%未満ですが、認知症対応型共同生活介護、通所介護、特定施設入居者生活介護の3事業については10%を超えています。
自施設の状況確認のために、ここで紹介したデータと自施設の数字と比較してみては、いかがでしょうか。

厚生労働省「介護事業経営実態調査」
介護報酬決定のためなどの基礎資料を得ることなどを目的に行われた介護事業のサービス提供状況や収支状況などについての調査です。ここでの修正差率は(収入-支出)÷収入で求めています。また、25年が「-」である理由は、調査結果に数字の記載がないことによります。詳細は次のURLのページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000060204.html

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