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医療機関が発信するインターネットの情報を利用する割合

医療機関を選ぶ際、ホームページなど医療機関が発信するインターネットの情報を利用する人は、どのくらいいるのでしょうか。ここでは、厚生労働省の調査(※)から、外来患者が病院を選ぶ際の情報源として、病院が発信するインターネットの情報を利用する割合をみていきます。

女性の方が病院からの情報を入手する割合が高い

上記調査結果から、男女別・年代別の割合をまとめると下グラフのとおりです。男女別にみると、平均では女性の方が病院が発信するインターネットの情報(以下、病院が発信する情報という)を入手した割合が高くなりました。

年代別では、男女とも15~39歳で病院が発信する情報を入手した割合が最も高くなりました。次いで男女ともに0~14歳、40~64歳の年代で高くなっています。


女性の場合、母親が子供の病気の際にいろいろと医療機関を調べることもあり、男性に比べて病院の発信する情報を入手する割合が高い一因になっていると思われます。

病気の種類別にみた割合

次に、傷病分類別に外来患者が病院を選ぶ際に病院の発信する情報を入手した割合をまとめると、下表のようになります。

全体の平均では13.6%ですが、「妊娠、分娩及び産じょく」が37.6%と最も割合が高くなりました。次いで「血液及び造血器の疾患並びに免疫機構の障害」、「症状,徴候及び異常臨床所見・異常検査所見で他に分類されないもの」などが20%を超えました。

病気の種類や緊急度・重要度の違いによって、病院の発信する情報以外の情報を重視して医療機関を選択することも少なくないため、傷病分類ごとの差が出ています。

ホームページを作成している医療機関は多いと思われますが、見直しの際などには、こうした情報を入手する側の特性も加味して、作成されてはいかがでしょうか。

厚生労働省「平成23年受療行動調査」
全国(岩手県、宮城県及び福島県を除く)の一般病院を利用する患者(外来・入院)を対象として、層化無作為抽出した一般病院(500施設)を利用する患者を客体とした調査です。有効回答数は150,620件となっています。詳細は次のURLのページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/34-17.html

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