最新情報

  • ホーム
  • 税務相談
  • 決算診断
  • 医院経営
  • 資産・相続

健康面の不安を感じる人が半数超に

全労連「介護・ヘルパーネット」は、介護職の人材確保と処遇改善を目的として「介護施設で働く労働者のアンケート調査」を実施し、中間報告を公表しました。今回はその内容に注目します。

正規職員平均賃金、月額20万7,795円

全産業労働者の平均が29万7,700円(2013年版賃金センサス)であるため、介護労働者との格差は約9万円、全労働者平均の約7割弱しか収入を得ていないことになります。特に女性労働者の低賃金傾向が強く、男女間の差も顕著に表れています。

人手不足が顕著な厳しい労働環境

「1時間以上」の恒常的残業は2割近く、月「10時間以上」のサービス残業を強いられている人も2割強あり、不払い残業問題の存在がうかがえます。休日・休憩・仮眠等の取得も「まったくとれない」が2割に上り、人手不足の深刻さが浮き彫りとなりました。
また、「生理休暇をまったく取っていない人」は73.3%で、女性の多い職場であるものの、母性保護が後回しとなっていることがわかります。妊娠・出産での異常事態も高率となっています。

仕事の中で感じる不安

仕事をする中で感じる不安として、最も多い回答が「健康面の不安」の58.2%、次いで「将来の生活の不安」52.1%、「ケア事故」39.9%となっています。「将来」と「現在」の「生活の不安」を回答した人は87.0%でした。
また、「介護制度が不安定」と制度に対する不安を回答した人が34.4%ありました。

「介護施設で働く労働者のアンケート調査」
全労連「介護・ヘルパーネット」が昨年11月から今年2月までの期間に実施。介護職、ケアマネ、リハビリ職等6,369人分のアン ケートを回収。
詳細は、次のURLからご確認ください。
http://www.zenroren.gr.jp/jp/data/2014/140424_01.pdf

認知症の気づきチェックリスト、東京都が配布開始

東京都内の認知症高齢者は38万人超。平成37年までに約60万人に急増すると推計されています。
そこで東京都は、本人や家族が認知機能や生活機能の低下の有無を簡単に確認できるチェックリストを公表しました。
このチェックリストを都内の市区町村等に配布し、地域における認知症の普及啓発の取組みに広く活用していく方針のようです。

全てを表示

お問い合わせ

ページトップへ