専門医資格を持つ診療所の医師数
昨年12月に全国の医師や歯科医師、薬剤師の数に関する調査結果(※)が2年ぶりに発表されました。ここではその調査結果から、競合施設との差異化や、患者が医療機関を選択する際の判断材料としても役立つ、専門医資格を持つ診療所の医師数をみていきます。
55資格中36資格が増加
専門医として広告可能な、医師の専門性に関する資格は55種類あります。その種類別に資格を取得した診療所の医師数の増減をまとめると、以下のとおりです。
55種類中19資格で医師数が減少しています。中でも、一般病院連携精神医学専門医、消化器外科専門医、心療内科専門医、リハビリテーション科専門医、婦人科腫瘍専門医は10%以上の減少となりました。一方、がん薬物療法専門医、周産期(新生児)専門医、生殖医療専門医、臨床遺伝専門医、救急科専門医、形成外科専門医、糖尿病専門医は10%以上の増加になりました。
※医師・歯科医師・薬剤師調査
日本国内に住所があって、医師法第6条第3項により届け出た医師などを対象とした調査です。ここでの「広告可能な医師の専門性に関する 資格名」は、「医療法第6条の5第1項及び第6条の7第1項の規定に基づく医業、歯科医業若しくは助産師の業務又は病院、診療所若しくは助産所に関して広告することができる事項」(平成19年厚生労働省告示第108号)第1条第2号に基づき広告することができる医師の専門性に 関する資格名(同告示で定める基準を満たすものとして厚生労働大臣に届出がなされた団体の認定する資格名)です。詳細は次のURL のページからご確認ください。
http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/33-20.html