笑顔の練習
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
「子供の教育はいつから始めるべきか?」と聞かれたナポレオンは、「その子が生まれる20年前に、その母親から始めよ」と答えたというエピソードがあるそうです。
人間は生きていくために、『体の栄養』はもちろんですが『心の栄養』も必要なのです。体の栄養は口からとる食事の他、点滴など様々な方法で摂取できます。
では『心の栄養』とは、具体的に何でしょうか?
それは、相手が赤ちゃんならば愛しく抱きしめてあげたり、頬ずりをしてあげるという行為。また、相手が大人であれば、温かな声かけであったり、その人の良いところを褒めたりすることです。そして、全ての世代に共通する『心の栄養』は、笑顔ではないでしょうか。
人は笑顔でいるとき、その声は明るく、その動作は軽やかになります。笑顔でいる結果、相手へ『心の栄養』を届けることができるのです。
心身医学の観点から、笑顔で接することにより、相手のやる気を引き出す効果があるといわれています。医療の現場では、患者様の自己治癒力につながります。
笑顔は、接遇表現の一つです。接遇は、医療の場に大きな影響を与えています。医療スタッフの接し方(接遇)で、患者様の心の天気が晴れたり曇ったりすることを受け止め、温かな応対を心がけましょう。
笑顔のポイントは、
◆目じりが下がる
◆口角が上がる
◆心を込める
です。笑顔の練習は、ポッキー、クッキー、ウイスキーなど口角が上がることを意識しながら「イ」の発音をしてみましょう。あいちゃんの「ふなっしー」もいいですね。