これも仕事
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
「窓口の仕事って何ですか?」
このように聞かれたら、どのような回答をなさいますか?
◆診察券を受取って、カルテを出すこと
◆初診の患者様のカルテを作ること
◆会計の精算をすること
◆薬の説明をすること
◆次回の予約を入れること etc
ご存知の通りたくさんあって、忙しいのです。
各病医院さんで接遇研修をさせていただく中で、待ち時間が少なく、テキパキと仕事をこなしているスタッフに対し、「もっと笑顔で、患者様の目をみて挨拶をして、保険証は両手で受取って」とお話しすると、「どうしてそこまでしなくてはいけないの?」と思われる方もいらっしゃいます。
窓口の仕事とは、業務という部分の他に“患者様を温かくお迎えすること”“患者様を温かくお見送りすること”が含まれているのです。ですから、忙しくても
◆一つ一つの動作や声かけで、患者様の目をみる
◆一つ一つの動作を丁寧に、その瞬間を気持ち良く接する
◆一言一言を、相手に届けるつもりで抑揚をつけて話す
ことも必要とされるわけなのです。
これは窓口のスタッフに限ったことではなく、例えば診察室でも同じことがいえるでしょう。注射をする、診察介助をすることだけが仕事ではなく、そこでも “患者様を温かくお迎えし、お見送りすること”が仕事に含まれているのです。
特に窓口の方は、
◆患者様の靴を揃える
◆待合室の雑誌を片付ける
◆待合室の患者様の様子を伺う
といったことも気持ち良く進んでできると良いですね。
私達のほんの小さな気配りで、患者様に快適な環境をお届けできるのではないでしょうか?