タイムマネジメント③
事例で学ぶ4コマ劇場 今月の接遇ワンポイント情報
ワンポイントアドバイス
前回、生産性の高い仕事をするための時間管理術として、時間の種類を『今の成果を生む時間』『過去の成果を処理する時間』『将来の成果となる時間』『自分を成長させる時間』『何の役にも立たない時間』に分けた上で、前者3つの時間をご説明しました。今回は残り2つの時間を考えてみましょう。
4.自分を成長させる時間
将来的に仕事に役立つための、自己成長や啓発の時間です。
例)先輩や上司から指導を受けた時間 等
指導をする側は、相手の成長を願っています。そのため、指導される側はその期待に応えるよう "素直に聴いて、行動を改善する"と、その指導時間は質の高い時間となります。聞き流す、涙を見せるだけで改善が無い、逆に怒る、など、せっかくの機会を逃している人がいます。自分を成長させる時間(機会)という認識を持ち、効果的な時間にしましょう。
5.何の役にも立たない時間
仕事中に存在する、非生産的な時間です。
例)ミス・ロス、仕事中の職員同士のおしゃべり 等
本来は無いことが望ましい時間です。自ら気づいて(見つけて)、この時間を捨ててゆくことが必要です。ただ、あいちゃんのように「おしゃべりもコミュニケーションのうちだから、職場の必要な時間ですよね?」と考える人もいるでしょう。このように考えるのであれば、スムーズな職場運営や好ましい人間関係を醸成するための情報共有、または前向きな改善に繋がるような結末へ自らの意思で導くなど、前回の『将来の成果となる時間』となるようにしましょう。単に、あいちゃんのような愚痴や噂話に終始してしまうケースは、何の役にも立たない非生産的な時間です。
スタッフ一人ひとりが、時間とその意味を意識して行動ができるようになると、組織全体の生産性は非常に高いものとなり、同時に総体的な時間短縮に繋がります。
“Time is life.”時間を大切にしましょう。